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南北鉄道・道路連結 着手式開かれる板門駅はどんな所?

ニュース2018-12-14
南北鉄道・道路連結 着手式開かれる板門駅はどんな所?

南北が鉄道・道路の連結と近代化の着手式を26日に開催する開城(ケソン)の板門(パンムン)駅は、京義(キョンイ)線鉄道の北韓側区間の出発点です。
京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)の都羅山(トラサン)駅から軍事境界線を越えて最初に停車する駅で、近くに開城工業団地があります。
北韓からは、韓国との国境地帯にある駅で、韓国からは北韓側鉄道の関門となります。
南北が板門駅を鉄道・道路の連結と近代化の着手式の場所として決めたのは、こうした象徴性を考えたものとみられます。
韓国側の都羅山駅から板門駅までの距離はおよそ7キロです。
京義線の開城と新義州(シンイジュ)区間の調査のために先月30日に韓国側から出発した列車も、都羅山駅を経て板門駅に到着し、そこで北韓側の機関車につなぎ替えられました。
板門駅は、それ自体、南北経済協力の産物です。
韓国側は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で南北鉄道連結事業を進めた際、 板門駅、孫河(ソンハ)駅、開城駅の京義線の3つの駅の建設・補修を支援しました。
北韓側の労働力を活用し、韓国側が設計、資材・装備を提供しました。
2007年12月から2008年11月までは、都羅山駅と板門駅の間を開城工業団地の建設資材などを運搬する貨物列車が毎日、運行しました。
韓国交通研究院は、「板門駅は過去、南北間の貨物列車が運行された駅で、開城工業団地が隣接している。南北経済協力の象徴的な場所だ」と説明しています。

[Photo : YONHAP News]

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