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駐韓米国大使 北韓への個人旅行は米国と協議すべき

ニュース2020-01-17
駐韓米国大使 北韓への個人旅行は米国と協議すべき

韓国政府が北韓への個人旅行を認める可能性があると示唆したことについて、ハリス韓国駐在アメリカ大使は16日、「アメリカとの協議が必要」と強調しました。
ロイター通信が伝えたところによりますと、ハリス韓国駐在アメリカ大使は16日、記者らに対し、韓国政府が金剛山への個人旅行を認めることを検討していることについて、アメリカ政府の公式な立場ではないと前置きしたうえで、「韓米が互いに緊密に話し合うことが大事だ。制裁を科すことを触発させかねない誤解を避けるためにはワーキンググループを通じて扱ったほうが良い」と述べたということです。
制裁を科す対象がどこなのかは明らかにしていませんが、流れからみると、韓国と解釈することができます。
ハリス大使が言及したワーキンググループは、主に制裁履行と南北協力事業の速度調整を議論するために2018年に発足した韓米実務協議会です。
ハリス大使はまた、「文大統領の楽観主義は希望を作り出していると考える」としつつも、「だが、その楽観主義にもとづいて行動することについて、私はアメリカとの協議が行われるべきだと話してきた」と述べました。
大使が駐在国の指導者を名指しして自国の立場を表明するのは極めて異例です。
一方、大統領府青瓦台の盧英敏(ノ・ヨンミン)秘書室長は16日、ラジオ番組に出演し、「北韓への個人旅行は国連の北韓制裁の対象ではない。いつでも履行することができるし、この部分を検討している」したうえで、「アメリカと緊密に協議している」と述べました。

[Photo : YONHAP News]

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