北韓の経済成長率が制裁にもかかわらず去年1.8%と、3年ぶりにプラスに転じたことがわかりました。
国連貿易開発会議（UNCTAD）が16日に公表したところによりますと、北韓の去年のGDP＝国内総生産は推定で1.8%増加したということです。
北韓のGDPは、北韓への制裁が強化された2017年に3.5%減少し、おととしも4.2%減少しましたが、去年は、プラスに転じたことになります。
国連貿易開発会議は、制裁にもかかわらず北韓経済が成長している理由については言及しませんでしたが、「中国やロシアなど友好国の支援のため、制裁の効果は限定的」という見方が出ています。
北韓の消費者物価の上昇率も、経済成長率を上回っています。
北韓のことしの経済成長率は2.2%、来年は2.8%と見込まれています。

[Photo : YONHAP News]