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「国防改革が急務」 李大統領、国軍の日で訓示

ニュース2011-10-01
「国防改革が急務」 李大統領、国軍の日で訓示

10月1日は第63回国軍の日にあたり、これを祝う記念式典が忠清南道(チュンチョンナムド)鶏龍(ケリョン)市にある陸海空軍統合基地の鶏龍台で行われ、李明博(イ・ミョンバク)大統領も出席しました。
記念式典には李明博大統領をはじめ、ソマリア海賊に乗っ取られた韓国のケミカルタンカーに強行乗り込みをして掃討作戦を行った兵士ら陸海空軍と海兵隊の兵士6000人が大統領の査閲を受けました。
李明博大統領は、この席で演説し「現代は特殊な戦いが一般的となって従来型の戦争の概念は薄れつつある。そしていつでもどこでも特殊戦が起きる可能性が高くなった。このような現代戦に対応するために、軍の第2の創設ともいえる国防改革を進めなければならない」と述べ、国防改革を推し進めていく考えを示しました。
李明博大統領はまた「有事の際の指揮権が、2015年に韓国駐留アメリカ軍から韓国軍に戻ってくるのを機に韓国軍は根本的な変化が求められている。去年、北韓による哨戒艦沈没事件や延坪(ヨンピョン)島砲撃事件を経験したことで、国防改革が急を要する課題であることが明確になった」として、新しい環境に対応できる軍に生まれ変わるべきだと強調しました。
そして「軍が生まれ変わるには兵士の士気を高めなければならず、そのためには軍隊の中で尊重と配慮の文化を広げて、悪習は断ち切り、きちんとした規律の中でも疎通ができる軍隊を作る必要がある」と述べました。

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