アメリカ政府が連邦議会に韓米FTA履行法案を提出したことについて、金滉植（キム・ファンシク）国務総理は4日の閣議で、今国会で韓米FTAを可決・成立させるために最善を尽くすよう指示しました。
この席で金滉植国務総理は「韓米FTAは政治的な理念や政権に関係なく、韓国経済の未来のために必要で、特に世界的な景気低迷が心配されている中で、経済成長の基盤強化のためにも切実に求められる」として、韓米FTAの必要性を強調しました。
またハンナラ党の黃祐呂（ファン・ウヨ）院内代表は、聯合ニュースの電話インタビューで
「今、国会で行われている国政監査が終わった後、全般的な状況を点検して、与野党の妥結をはかっていきたい」と述べ、10月の国会で韓米FTAの成立を目指す方針を示しました。
また国会の外交通商統一委員長をつとめているハンナラ党の南景弼（ナム・ギョンピル）議員は、「今月17日の対政府質問が終われば、常任委員会を開いて韓米FTA批准同意案が国会で成立するようにしたい」と述べました。
これに対して民主党の金振杓（キム・ジンピョ）院内代表は、民主党が提案した修正案を中心にアメリカ側と最後の交渉を行うとともに、政府と与党は中小企業や農民などを保護する対策をまとめなければならないと求めました。

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