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ロシアの製作会社 ナロ号1段ロケットの韓国移送を開始

ニュース2012-08-24
ロシアの製作会社 ナロ号1段ロケットの韓国移送を開始

韓国が初めて自力で打ち上げる人工衛星を搭載したロケット「ナロ号」の一部を構成するロシア製の第1段ロケットの韓国への移送が始まりました。
ナロ号打ち上げプロジェクトのロシア側契約当事者であるフルニチェフ宇宙科学センターが現地時間の22日に発表したところによりますと、第1段ロケットは、20日にモスクワで列車コンテナに積み込まれ、数日内に南部都市ウリヤノフスクに運ばれた後、韓国釜山(プサン)まで航空便で移送される予定です。
2004年に韓国とロシアの間で結ばれた契約により、ナロ号の第1段ロケットはロシアで、第2段ロケットとナロ号に搭載される衛星は韓国でそれぞれ製作されました。
ナロ号の打ち上げは、2009年と2010年の2回にわたって行われましたが、2回とも失敗に終わっており、韓国とロシアは3回目の打ち上げを目指して、問題点の改善と補完の作業を行ってきました。
しかし、打ち上げ失敗の原因をめぐって双方の意見の隔たりが大きく、正確な原因は把握できていません。
通常、打ち上げ失敗の原因が十分に解明されなかった場合、次の打ち上げは先送りになりますが、両国首脳が2010年の首脳会談で3回目の打ち上げに合意したことから、3回目の打ち上げを目指すことになりました。
こうしたことから、3回目の打ち上げが終われば、ロシアと韓国の間の宇宙技術協力事業も打ち切られるという観測が出ています。
3回目の打ち上げはことし10月に行われる予定です。

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