脱北者出身の女性ボクサー、チェ・ヒョンミ選手(23)がＷＢＡ＝世界ボクシング協会女子スーパーフェザー級のチャンピオンになり、これで、フェザー級とあわせて2階級を制覇したことになります。
チェ・ヒョンミ選手は15日、仁川で行われたＷＢＡ女子スーパーフェザー級のタイトルマッチで、日本の風神ライカ選手（37）と対戦し、判定の結果、3対0で勝って世界チャンピオンになりました。これで、チェ・ヒョンミ選手の戦績は、9戦1勝１分けとなりました。
チェ・ヒョンミ選手は、2004年に北韓を脱出し、韓国入りしたあと本格的にボクシングを始め、2008年にはフェザー級のチャンピオンとなり、7度防衛に成功していましたが、最近、チャンピオンベルトを返上し、１階級上げて2階級制覇に挑戦していたものです。
チェ・ヒョンミ選手は、「北韓から逃れ、韓国で世界チャンピオンの夢を叶え、今度は統合チャンピオンという新たな夢を叶えることができました」と、涙声で試合を振り返っていました。

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