訪朝のロッドマン氏帰国 抑留米人同行せず
北韓に抑留中の韓国系アメリカ人の釈放を目指して、今月3日から再び平壌(ピョンヤン)を訪れていたアメリカの元プロバスケットボール選手、デニス・ロッドマン氏(52)は7日、韓国系アメリカ人が同行しないまま、北京経由で帰国の途に着きました。
3日から北韓を訪れていたロッドマン氏は、7日午前10時前に高麗航空の定期便で北京空港に到着し、記者団に対して、「金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と面会して、平和とスポーツに関する対話をした」と述べました。
また、ロッドマン氏は、北韓に抑留されている韓国系アメリカ人の釈放問題については、「オバマ大統領に訊いてほしい」と述べ、明言を避け、詳しいことは明らかになっていません。
ロッドマン氏は、今年2月から3月にかけて北韓を訪問していて、先月末に出演したアメリカのテレビ番組の中で、再び北韓を訪れ、北韓に抑留中の韓国系アメリカ人の釈放に向けて努力するとの考えを示していたことから、今回の訪朝に関心が高まっていました。
一方、 朝鮮中央通信は7日、金正恩第1書記がロッドマン氏一行を歓迎して晩餐会を催したほか、バスケットの試合を一緒に観戦したと伝えています。
[Photo : ]