日本と北韓は、25日と26日の2日間、ベトナムハノイで、安倍政権発足以来初めてとなる政府当局者間協議を秘密裏に行なったもようです。
これは、KBSが28日、日本の東京新聞の報道記事を引用して伝えたものです。
協議には、北韓から宋日昊（ソン・イルホ）朝日国交正常化交渉担当大使、日本からは伊原純一アジア大洋州局長が代表として出席したとされています。
具体的な協議の内容については明らかになっていませんが、安倍首相が任期内の拉致問題解決を目指すとしていることから、日本側は日本人拉致問題や日朝関係の改善などについて、北韓側は日本の植民地支配をめぐる「過去の清算」について求めたのではないかと見られます。
日本と北韓の政府間協議が行われたとすれば、おととし11月以来1年2か月ぶりで、安倍政権が発足してからは初めてとなります。
安倍政権としては、韓国や中国との対立が一段と深まるなか、北韓との関係を改善することで、北東アジア外交の局面転換を図った可能性もあるとみられます。
これについて、日本政府は日朝協議の可能性について否定しています。

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