北韓は9月から10月にかけて開かれる仁川アジア大会の前に、強化合宿のためおよそ80人の選手団を今年7月に仁川に送り込むものとみられています。
韓国の南北スポーツ交流協会のキム・キョンソン理事長は23日、韓国のメディアに対して、「アジア・オリンピック評議会の計画にもとづいて、北韓の男女サッカー選手60人あまりと男女のアーチェリー選手20人あまりのおよそ80人が7月に仁川で2週間、強化合宿を行うことになるだろう」と述べました。
北韓選手団の仁川強化合宿について、キム・キョンソン理事長は「北韓選手のための宿舎や競技場、装備などの支援計画を、すでに仁川市と南北スポーツ交流協会がまとめた。詳しいことは、近く韓国政府がアジア・オリンピック評議会などと協議して、来月にも発表する」としています。
北韓が仁川アジア大会への参加を決めたことについて、キム・キョンソン理事長は、「北韓は、スポーツ交流を通じて南北関係や国際的なイメージ改善をはかろうという狙いがある」とする見方を示しました。

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