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総理候補の文昌克氏 野党が辞退求める

ニュース2014-06-14
総理候補の文昌克氏 野党が辞退求める

新しい国務総理の候補として朴槿恵(パク・クネ)大統領によって指名された前中央日報主筆の文昌克(ムン・チャングク)氏(66)について、与野党が過去の発言をめぐって激しい攻防を繰り広げています。
文昌克氏は、2011年に自らが長老を務めている教会での講演で、日本による植民地支配について、「朝鮮時代に500年も無駄に過ごした民族には試練が必要で、日本による植民地支配は民族性を変えるための神様の意志だった」と発言しました。
これについて与党セヌリ党の報道担当者は14日、KBSとの電話インタビューで、「植民地支配の発言は講演全体の映像をみれば、誤解は解かれると思う。聴聞会で客観的に検証すればいい」という見方を示しました。
これに対して野党新政治民主連合は14日、論評を発表し、「文昌克氏自らが去就を決断せずに時間稼ぎをしているのは、大統領の国政運営をさらに難しくするだけだ」として、自ら辞退するよう求めました。
朴槿恵大統領は週明けの16日、文昌克氏の任命同意案と人事聴聞要請書を国会に提出する予定で、今後、与野党の激しい攻防が予想されます。

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