アメリカ国務省のダニエル・ラッセル東アジア太平洋担当次官補と、国防総省のデビッド・シアー・アジア太平洋担当次官補が、来週、韓国と日本を相次いで訪問します。
デビッド・シアー国防次官補は、現地時間の2日、ワシントンの韓国大使公邸で行われた、1日の韓国「国軍の日」と、3日の韓国の開天節を祝うレセプションに出席し、韓国訪問日程を公表しました。
次官補2人は、4日にソウルに到着し、5日から7日まで韓国で政府高官と懸案を協議したあと、7日から9日までの3日間、東京で日本の防衛省や外務省の高官と会う予定です。
今回の訪問は、今月、ワシントンで開かれる予定の韓米定例安保協議会と、外務防衛閣僚級協議の議題などを調整するためのものとみられています。
韓国とアメリカは、 現在、韓国駐留アメリカ軍が使用しているソウルの龍山（ヨンサン）基地を、ソウル南方の京畿道平沢市に移転したあとも、韓米連合軍司令部をソウルに残す方向で検討を進めており、韓米定例安保協議会では、戦時作戦指揮権をアメリカから韓国に移管する具体的な時期とともに、韓米連合軍司令部のソウル残留についても最終的に結論を出すことにしています。

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