韓国では、オンラインで性暴力の被害を受けたことのある人が、3人に2人に上っていることがわかりました。
韓国女性政策研究院は5月に15歳から50歳までの男女およそ2000人を対象に、オンラインによる性暴力に関するアンケート調査を行って、その結果を13日に発表しました。
それによりますと、3人に2人にあたる67%あまりの人がホームページやブログ、ソーシャル・ネットワーク・サービス（SNS）サイトなどのオンラインで性暴力の被害を受けたことがあると答えました。
類型別では複数回答で、「ポルノ画像を送り付けられたことがある」が58％でもっとも多く、「性的なののしりのメッセージを受けたことがある」が34%、「顔や体の外見についての不快なメッセージを受けたことがある」が20％、「性的関係を提案されたことがある」が12％でした。
一方、知らない人のホームページやブログ、ソーシャル・ネットワーク・サービス・サイトをのぞいたり、監視する「ストーキング」を経験しりしたと答えた人は62%に上りました。
専門家は、「すべての類型で女性より男性の被害が多かったが、被害を受けてからは女性の方が否定的な感情を抱いて精神的な苦痛を受ける人が多くなっている」と説明しています。

[Photo : ]