5月の若年層の失業率が、5月としては過去最高となりました。
統計庁が発表した5月の雇用動向によりますと、15歳から29歳までの若年層の失業率は9.7％となり、5月としてはもっとも高くなりました。
ことし2月の若年層失業率12.5%という過去最高値を記録して以来、5月までの失業率は徐々に減少していますが、月別でみると、2月から5月までの4か月間、過去最高値を記録しています。
こうしたことから、最近、若年層失業率が減少したのは、雇用状況が改善したためではなく、春の採用シーズンが終わり、若年層の就職活動自体が減ったためだという分析も出ています。
一方、地域別で見ると、造船業種が集中している慶尙南道（キョンサンナムド）の失業率が前年同期比1.2ポイント上昇した3.7%で失業率の上昇幅がもっとも大きくなっており、ことし下半期にはリストラの影響により雇用状況がさらに悪化すると見られています。

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