ベビーブーム世代の帰農が大きく増えています。
農林畜産食品部と海洋水産部、統計庁が共同で発表した「2015年帰農・帰村・帰魚世帯数統計」によりますと、去年、帰農した世帯は1万1959世帯で、前年に比べて11.2%増加したということです。
年齢別でみると、全体の世帯主のうち、ベビーブーム世代である50~60代が64.7%に達しており、30~40代の世帯主が30%を占めています。
一方、漁村に移住する人も増える傾向を見せています。
ことし初めて発表された帰魚人口統計をみますと、去年帰魚した世帯は991世帯で、前年に比べて8.1%増加しています。
年齢別でみると、世帯主のうち、50代が36.6%と最も多く、40~50代の世帯主が60%以上を占めています。
帰農・帰魚人口が増えている理由としては、ベビーブーム世代が引退時期を迎えている中、画一的な都市での生活から逃れ、多様な生き方を体験しようとする社会的雰囲気が反映されたことなどが挙げられています。

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