文在寅（ムン・ジェイン）大統領が、1日の午後10時頃、アメリカのトランプ大統領と電話で会談し、平昌冬季オリンピック期間中に進められた韓国・北韓・アメリカ・中国との外交的交流の結果を共有し、北韓への対応での協力方策などについて意見を交わしました。
特に、文大統領は、電話会談でトランプ大統領に「金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が妹の金与正（キム・ヨジョン）氏を特使として派遣したことへの答礼として、韓国からも近く北韓へ特使を派遣する計画である」と伝えました。
文大統領は、電話会談で平昌冬季オリンピック期間中に韓国を訪問した金与正氏と 金英哲（キム・ヨンチョル）労働党副委員長など北韓の高位級代表団との接触の結果を説明しながら、特使派遣の計画を明らかにしたということです。
文大統領とトランプ大統領は、今回の会談で南北対話への流れを維持しながら、韓半島の非核化へつなげていくための努力を続けていくことにしました。
一方、トランプ大統領は、平昌オリンピックの成功を祝い、文大統領は「マイケル・ペンス副大統領とイバンカ・トランプ大統領補佐官の派遣を含む、トランプ大統領の支持が、オリンピックの成功を可能にした」と感謝の意を表しました。
文大統領とトランプ大統領の電話会談は、2月2日以来27日ぶりのことで、文大統領就任後11回目になります。

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