平昌（ピョンチャン）冬季オリンピックが開かれた2月に韓国を訪問した外国人の数は107万7900人で、去年の同じ期間に比べて16％減りました。
法務部が12日、明らかにしました。
前の月に比べては10％増えたものです。
前の年の同じ期間に比べて外国人入国者数が減ったのは、中国が去年3月、アメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード（THAAD）」の韓国配備に対する報復措置として韓国団体旅行商品の販売を禁じた影響が依然として続いているためとみられています。
販売禁止は去年11月末から一部緩和されたものの、観光客の数は以前の水準には回復していません。
韓国と北韓を除き、平昌オリンピックに参加した90か国・地域から2月に韓国を訪問した外国人の数は100万7700人で全体の94％を占め、前の月に比べて10％増えました。
韓国を除いた国別のメダルランキング上位10か国からの入国者数は、日本が17万500人で最も多く、次いで、アメリカ、カナダ、ドイツなどの順でした。
ただ、日本人入国者数は、前の年の同じ期間に比べて9％減少しました。そのほかの9か国からの入国者数はいずれも増えています。

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