転職者 中小企業は大企業より2.2%高
現在の仕事を辞めて職場や業種を変えることになった転職者の割合で、去年は大企業と中小企業の格差は、これまででもっとも高い2.2%ポイントに上ったことがわかりました。
雇用労働部によりますと、去年1年間、従業員数300人未満の中小企業で働く労働者の転職率は5%、従業員数300人以上の大企業で働く労働者の転職率は2.8%で、中小企業と大企業との間で2.2%ポイントの格差が生じました。
これまででもっとも高い数値です。
中小企業の転職率は、2012年は5.4%に上り、統計を取り初めた2010年以来ピークに達し、その後2013年4.8%、2014年4.9%、2015年4.4%と毎年減少していましたが、去年再び5%を超えました。
一方、大企業の転職率は、2011年4.4%でピークに達して以来減少傾向に転じ、2013年からは3%台で推移していましたが、去年はこれまででもっとも低い2.8%になりました。
これについて専門家は、中小企業の労働者は、大企業に比べて労働時間が長く、給料は少ない場合が多いため、転職率が高くなっているものとみられると説明しています。
[Photo : ]