大統領府青瓦台の関係者は4日、文在寅大統領が示した包括的かつ段階的な韓半島の非核化について、「大きな方向を提示したもので、現在は準備段階だ」と語りました。
そのうえで、現時点で重要なのは米朝首脳会談だとして、米朝首脳会談で非核化や体制の保証など本質的な問題について基本的な方向に合意することが必要だとしました。
また、米朝が非核化について基本的の合意すれば、2005年9月の6カ国協議の合意とはまた違う意味があると指摘しました。
2005年9月に北京で開かれた6カ国協議で、北韓が核を放棄し、その代価として体制の安全を保障し、エネルギーを支援するなどの合意を盛り込んだ共同声明が発表されましたが、核放棄が先か、エネルギー支援が先かをめぐって北韓が反発、実行されませんでした。
一方、韓日中3カ国首脳会談については、5月上旬に東京で開催する方向で調整が進んでいるとしたうえで、3カ国首脳会談では南北首脳会談の結果を踏まえて今後の対応などについて論議することになるだろうとしました。
米朝首脳会談に向けた準備については、韓米間で必要な情報の交換が進んでいるが、具体的な内容は公開できないとしました。

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