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国家安保室長 北韓制裁の例外を協議

ニュース2018-07-24
国家安保室長 北韓制裁の例外を協議

北韓の非核化に向けた米朝の交渉がこう着状態になっているなか、このほどワシントンを訪問した大統領府青瓦台の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長が22日、帰国しました。
訪問期間中、非核化交渉を進展させる方策だけでなく、南北協力事業に限って、北韓への制裁の例外を認める案について集中的に協議したとみられます。
鄭国家安保室長は帰国後の記者会見で、ボルトン国家安全保障問題担当大統領補佐官と会って、南北関係の発展や非核化交渉の進展を図る方策について議論し、一定の成果を得たと話しました。
今回の会談では、南北協力事業を進展させるため、北韓への制裁の例外を認める案について集中的に議論が行われたとされます。
8月15日の光復節の離散家族再会行事を前に、金剛山(クムガンサン)にある離散家族面会所の改修や補修を行う必要がありますが、いまは、トラックや燃料などの持ち込みが禁止されているため、アメリカや国連とその都度協議しなければなりません。
これについて外交消息筋は、「北韓への制裁の大枠は維持しながらも、制裁の範囲や方式をより柔軟に適用する案について協議したとみられる」と話しています。
鄭国家安保室長は、ボルトン補佐官にこうした例外が認められれば、北韓の非核化の進展に役立つと説明したとされます。
また、終戦宣言を含む非核化交渉の進展について、青瓦台ほ関係者は、「いまは、何かが開かれなければならない状況」だとし、近く南北米の3か国間で高官級の協議が行われる可能性を示唆しました。

[Photo : YONHAP News]

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