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習近平氏が来月訪朝か シンガポール紙

ニュース2018-08-20
習近平氏が来月訪朝か シンガポール紙

中国の習近平国家主席が来月にも平壌を訪問する見通しです。
シンガポールのストレーツ・タイムズ紙は18日付けで、習近平国家主席が金正恩国務委員長の招待を受けて北韓を訪問し、9月9日の北韓建国70周年の式典に出席すると報じました。
習近平国家主席が北韓を訪問するのは就任後初めてで、2005年の胡錦濤氏以来、中国の国家主席としては13年ぶりの訪朝です。
米朝の非核化交渉が停滞している中、習近平国家主席の訪朝に関心が寄せられています。
非核化交渉が停滞していることについて、アメリカでは中国が背後で北韓に影響を及ぼしているとの指摘もあり、習近平国家主席の訪朝後に非核化交渉がさらにこう着状態に陥れば、アメリカ国内で中国への批判が高まる可能性もあります。
アメリカ国務省の報道官は18日の記者会見で、習近平国家主席の訪朝が米朝の非核化交渉に影響を及ぼす可能性があるかとの質問に、「北韓が最終的な非核化に向けて信頼できる交渉を進めるよう、中国が影響力を行使することを期待する」と語りました。
こうした発言は米朝の非核化交渉に支障になるようなことはしないよう中国に警告する狙いがあると受け止められています。
こうした状況にもかかわらず、習近平国家主席が北韓訪問を決定したのは、北韓の非核化を進めるためには中国の協力が欠かせないということをアメリカにアピールする狙いがあるとの指摘もあります。

[Photo : YONHAP News]

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