アメリカのビーガン北韓担当特別代表がモスクワを訪れ、ロシアの外務次官と協議しました。
ロシアのタス通信によりますと、協議は16日にモスクワで行われ、ビーガン北韓担当特別代表とロシアのモルグロフ外務次官が参加し、韓半島の核問題の平和的な解決を目指すことで一致したということです。
今月9日には北韓の崔善姫（チェ・ソンヒ）外務次官がモスクワを訪れ、ロシアや中国の関係者と協議しています。
ビーガン北韓担当特別代表のモスクワ訪問は、2回目の米朝首脳会談を控えて、北韓の非核化措置に伴うアメリカの相応の措置について調整するなど、関係国にトランプ大統領の意向を伝える目的があったとされています。
アメリカ国務省はこの協議について、北韓の最終的で検証可能なは非核化を達成するための努力について協議したとしたうえで、アメリカは北韓の非核化のための制裁の履行について、ロシアを含む関係国との協力に力を入れていると説明しました。
ビーガン代表はロシアに続いてフランスやベルギーなどヨーロッパ各国を訪れる予定です。一方、来週はボルトン国家安全保障担当大統領補佐官がロシアを訪問する予定です。

[Photo : YONHAP News]