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南北鉄道協力 米国の理解取り付けたもよう

ニュース2018-10-19
南北鉄道協力 米国の理解取り付けたもよう

南北が鉄道・道路連結の着工式の11月末か12月初めの実施に合意したことについて、アメリカの理解を得たうえで実施する可能性が高いものとみられています。
韓国と北韓は15日の閣僚級会談で、鉄道・道路の連結・整備に向けた着工式を
11月下旬から12月初旬までの間に行うことで合意していますが、この合意をめぐり、国連安全保障理事会の対北韓制裁の違反に当たることを懸念するアメリカとの間で摩擦が生じる可能性があるという見方が出ていました。
これについて、大統領府青瓦台の金宜謙(キム・イギョム)報道官は18日の定例会見で、「アメリカと緊密に連携しており、良い結果が出るだろう」と述べ、楽観的な見方を示しました。
韓国政府は、アメリカ政府に対し、「対北韓制裁の目的は北韓に経済的利益を与えないことであり、鉄道・道路の連結に向けた着工式はこれに該当しない」と説明し、理解を求めているもようです。
政府は、南北経済協力への前のめり姿勢を懸念する見方があることを意識し、米朝間の「仲介役」としての役割を強調しています。
趙潤済(チョ・ユンジェ)アメリカ駐在韓国大使は現地時間の17日、ワシントンで行った韓国記者団との懇談会で、南北関係と非核化の進展の速度差についてアメリカで懸念があることに言及し、「韓米両国は率直なコミュニケーションにより北韓政策において緊密な協議をしている。南北関係の進展を通じて積み上げている北韓問題での‘てこ’としての役割は、韓半島の非核化と平和定着において重要な外交資産になっている」と強調しました。

[Photo : YONHAP News]

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