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2回目の米朝首脳会談 年明け以降に

ニュース2018-10-22
2回目の米朝首脳会談 年明け以降に

トランプ政権は年明け以降に2回目の米朝首脳会談を行う方針を固め、近く北韓側に提案することにしたことが分かりました。
ロイター通信によりますと、アメリカ政府高官は19日、2回目の米朝首脳会談について、一部記者団に対して、「年明け以降のいずれかの時期に開催される」と述べ、年内実施の可能性は低いとの見方を示しました。
中間選挙前の開催が霧散したことから、北韓への制裁を維持しつつ、時間をかけて非核化の合意を導き出すとの狙いがあるものとみられます。
2回目の米朝首脳会談が年明け以降に先送りされたことから、金正恩国務委員長の年内のソウル訪問にも支障が出るのではないかとみられています。
一方、アメリカのポンペイオ国務長官はこのほど、メディアのインタビューで、米朝首脳会談について、「具体的な時期は言える状況ではない」としたうえで、「今後10日ほどの間に北韓と協議する」と述べ、引き続き調整を続ける考えを示しました。
ポンペイオ国務長官が今月7日平壌を訪れ、金正恩国務委員長と会談し、その後はビーガン北韓担当特別代表が実務協議を進めていきましたが、実務協議でこれといった進展がなかったことから、ポンペイオ国務長官が直接高官級会談を行うものとみられます。
ビーガン北韓担当特別代表は先週、ヨーロッパ各国を訪れ、その際に北韓の崔善姫(チェ・ソンヒ)外務次官と会談するのではないかとみられましたが、実現しませんでした。
ポンペイオ国務長官が高官級会談に言及したのは、北韓側が金正恩委員長の妹の金与正氏や金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長などの高官をワシントンに派遣する意向を伝えてきたためだとする見方もあります。
北韓としては早期の制裁解除を目指して、実務協議を経ずに高官級会談で決着をつけたい考えがあるようですが、アメリカが制裁解除に応じる可能性は低いとみられます。
こうした中、韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長は現地時間21日、ワシントンでビーガン北韓担当特別代表と会談、今後の非核化交渉などについて意見調整する予定です。
李度勲韓半島平和交渉本部長は19日には北京で、中国の孔鉉孔(こうげんゆう)外務次官と会談し、北韓との非核化交渉などについて意見を交わしました。

[Photo : YONHAP News]

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