ロシアのマツェゴラ駐北韓大使が北韓の崔善姫（チェ・ソニ）外務次官と会談したことが分かりました。
駐北韓ロシア大使館が13日に明らかにしたところによりますと、マツェゴラ駐北韓大使は12日に北韓の対米交渉を担当する崔善姫外務次官と会談しました。
マツェゴラ大使と崔善姫外務次官は、今月7日から10日にかけての金正恩委員長の中国訪問結果や韓半島の非核化に向けた具体的な方法などについて意見を交わしたということです。
マツェゴラ大使は今月7日にも崔善姫外務次官と会談し、米朝非核化交渉などを含む懸案について意見を交わしています。
また、10日にはロシア外務省のガティロフ外務次官が中国の李輝（りき）駐ロシア大使と会談し、韓半島情勢などについて意見交換しています。
ロシアと北韓、ロシアと中国の関係者が相次いで会談したのは、金正恩委員長の中国訪問結果についての情報を共有し、非核化交渉をめぐって協調する狙いがあるとみられます。
ロシアと中国は北韓と格別な関係を維持していて、非核化交渉をめぐっても緊密に協調行動を取っています。
ロシアと中国は、北韓が弾道ミサイル発射を中止し、一部の核施設を廃棄した見返りに、アメリカに対して制裁解除などの相応の措置を促しています。

[Photo : YONHAP News]