韓国軍とアメリカ軍による大規模な合同軍事演習の｢キーリゾルブ｣を、例年より期間を短縮して３月４日からおよそ10日間実施することになりました。
政府関係者が14日に明らかにしたもので、北韓をなるべく刺激せず、非核化をめぐる交渉の勢いを保つためとみられています。
これに先立って、韓国軍当局は、「重大な決意」という意味の演習の名称「キーリゾルブ」を改める考えを示しています。
「キーリゾルブ」は、韓国軍とアメリカ軍が、有事の際の作戦遂行能力を高めるため行うコンピューター・シミュレーションを中心とした指揮所訓練で、毎年春に行われてきました。
米朝首脳会談が2月末までに開かれる場合、北韓のICBM＝大陸間弾道ミサイルの廃棄など、具体的な成果を見出すための交渉戦略として、韓米がことしの「キーリゾルブ」を電撃的に中止する可能性があるという見方も出ています。
これについて、韓国軍関係者は、「韓米両政府のトップの決断により、演習の計画はいつでも中止になる可能性がある」としています。

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