キーリゾルブ 韓米軍当局が縮小を検討
韓国とアメリカの軍当局は、3月に予定されている韓米合同軍事演習キーリゾルブの規模縮小を検討していることが分かりました。
韓国国防部の関係者が16日に明らかにしたところによりますと、演習の期間を短縮して、3月4~12日までと14~15日の2回に分けて実施し、アメリカ本土からの兵力派遣を最小限にとどめ、在韓米軍を中心に実施するなど、規模を縮小する方向で検討を進めているということです。
キーリゾルブは、アメリカや日本などから韓半島に戦力を追加展開する際の指揮系統をシミュレーションする合同軍事演習で、昨年はアメリカ本土から派遣された兵力を含めてアメリカ軍1万2200人余りが参加しました。
北韓はキーリゾルブについて、北韓を攻撃するための演習だと反発していて、今回の決定は2月末から3月初めに開催される見通しの米朝首脳会談を控えて、北韓に対して非核化に向けた前向きな措置を促す意味があるとされています。・
また、キーリゾルブとほぼ同じ時期に実施するフォールイーグルについても、北韓を刺激しない範囲内で、縮小して実施することを検討しているということです。
アメリカのマティス国防長官は昨年末、韓米合同軍事演習について、範囲を縮小して、北韓との外交関係に悪影響が及ばないようにするとの考えを表明しています。
一方、韓国国防部がこのほど公開した「2018年国防白書」によりますと、南北および米朝の対話が進む中、昨年は韓米合同軍事演習の回数が25%程度減ったということです。
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