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国家情報院長 米朝交渉加速化のため先週末に訪米

ニュース2019-01-18
国家情報院長 米朝交渉加速化のため先週末に訪米

韓国の徐薫(ソ・フン)国家情報院長が先週末にアメリカ・ワシントンを訪れ、水面下で CIA アメリカ中央情報局のハスペル長官らと会って2回目の米朝首脳会談に向けた詰めの協議を行ったことがわかりました。
ワシントンの外交消息筋は現地時間の17日、「徐院長が、先週末から週明けまでワシントンを訪れ、金英哲(キム・ヨンチョル)労働党副委員長 のアメリカ訪問を控えて、事前の調整を行ったと把握している」と明らかにし、「アメリカ政府機関の一部閉鎖中にもかかわらず、米朝交渉が進んだのは、情報当局間の水面下での接触があったためだ」ということです。
これまでの米朝の交渉は、アメリカ側はCIA=中央情報局の北韓問題を扱うコリアミッションセンター、北韓側は朝鮮労働党統一戦線部が実質的な役割を担ってきたとされます。
米朝は板門店で随時会って、2回目の米朝首脳会談の議題や日程、場所などについて調整を行ってきました。
外交専門家の間では、こうした米朝の情報当局間の交渉を通じてある種の妥協案が導き出された可能性もあるという見方が出ています。
徐院長の今回のアメリカ訪問は、こうした米朝の動きをさらに加速させるためのものとみられます。
一方、現地時間の17日午後、ワシントンに到着した金副委員長は、アメリカの高官のうち、最初にハスペル長官と会談するとされます。
2回目の米朝首脳会談を前に、韓国、北韓、アメリカの情報機関のトップ間の調整が急速に進んでいるもようです。

[Photo : YONHAP News]

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