2回目の米朝首脳会談を1週間後に控え、アメリカのトランプ大統領は、北韓への制裁について、「解除したいが、北韓側の意味のある対応が必要だ」と述べました。また、3回目以降の会談の可能性も示唆しました。
ブルームバーグ通信などによりますと、トランプ大統領は現地時間の20日、ホワイトハウスで記者団に対して、北韓への制裁について「解除したいと思っているが、そのためには北韓側で意味のあることがなされなければならない」と述べました。
また、２回目の米朝首脳会談について、「われわれは多くのことを成し遂げるだろう。しかし、これが最後の会談になるとは思わない」と述べ、３回目以降の会談を行う可能性を示唆しました。
さらに、「北韓は、韓国や中国、ロシアの近隣に位置し、『経済大国』になるチャンスを持っている。北韓は、大きな潜在力を持っている国だ」と話しました。
さらにトランプ大統領は、北韓の非核化に対する姿勢について、「北韓は、気が進まないということではない。何かを成し遂げたがっている」としたうえで、北韓の現在の対応では制裁解除は不十分という考えを強調しました。
一方、トランプ氏は前日の19日には、「完全なる非核化が必要だ。経済制裁が継続しているなか、私は急いでいない。差し迫った期限はない」と話しています。

[Photo : YONHAP News]