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文大統領「米朝、首脳会談に向け水面下での対話は進行中」

ニュース2019-06-27
文大統領「米朝、首脳会談に向け水面下での対話は進行中」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は26日、北韓とアメリカの間で3回目の首脳会談に向けた対話が進められているとして「時が熟した」との考えを明らかにしました。
文大統領は、28日・29日に大阪で開催されるG20サミットに先立って行われた、聯合ニュースやAP通信、ロイターなど各国の主要通信社との書面インタビューに応じました。
このインタビューで文大統領は、南北関係について「韓半島平和プロセスは、すでに大きな進展を遂げており、今後も持続的に進展を遂げ、米朝交渉の再開によって次の段階に進むだろう」としたうえで、「核の代わりに経済発展を選び、過去から未来へ進もうとするのが金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の確かな意志だ。いつでも金委員長と会う準備ができている」と答えています。
このほか、3回目の米朝首脳会談に向けて両国が水面下で対話を進めているとしながら「ハノイ首脳会談以降、公式な対話がなされなかった間も米朝両首脳の対話に向けた意志は色あせていない。親書交換がその裏付けだ」との認識を示しました。
また、米朝間の非核化交渉について「プルトニウム再処理やウラン濃縮施設を含む寧辺(ヨンビョン)の核施設の全てが検証の下で全面的かつ完全に廃棄されれば、北の非核化は不可逆的な段階に入ると評価できる」と明らかにしました。
「不可逆的な段階」として文大統領が寧辺核施設の全面廃棄を挙げて、具体的に言及したのは初めてです。

[Photo : YONHAP News]

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