アメリカ「今週中に実務者会合を」 北韓に提案
アメリカは、韓半島の非核化に向けた北韓とアメリカの実務者会合を今週中に行う意向を、北韓側に伝えていることがわかりました。
外交消息筋が14日、明らかにしたところによりますと、アメリカは、今週中に北韓とアメリカの実務者会合を開くことを北韓側に提案しているということです。
トランプ大統領は、先月30日、南北の軍事境界線にある板門店(パンムンジョム)で北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長と会談したあと、今後3週間以内に実務者会合を開くことで意見が一致したと述べていました。
アメリカとしては、8月初旬に開かれるASEAN地域フォーラムの際、北韓のリ・ヨンホ外相とアメリカのポンペイオ国務長官による外相会談が行われることが期待されるため、その前の7月中に実務者会合を行うべきだという立場を示しているということです。
実務者会合は、北韓の金明吉(キム・ミョンギル)元ベトナム駐在大使とアメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表が出席し、交渉に臨むものとみられます。
また、会合では、北韓とアメリカが去年6月、シンガポールでの首脳会談で合意した「完全な非核化」について、その概念や範囲を明確にするための話し合いが行われるものと予想されます。
[Photo : YONHAP News]