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北韓メディア「超大型ロケット砲」発射実験を実施、一発は失敗か

ニュース2019-09-11
北韓メディア「超大型ロケット砲」発射実験を実施、一発は失敗か

北韓メディアが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立ち会いのもと、10日、「超大型ロケット砲」の発射実験を再び行ったと報じました。
北韓の労働党機関紙「労働新聞」は11日、「超大型ロケット砲」の発射実験を再び行ったと明らかにしたうえで、「発射実験は、目的に完全に適い、兵器システム完成の次の段階を明確に方向付けるきっかけとなった」と評価しました。
また金委員長が「今後、連発発射実験だけ行えばいいだろう」とコメントしたと伝え、さらなる発射実験を行うことを示唆しました。
韓国合同参謀本部は、北韓が10日午前、西部の平安南(ピョンアンナム)道から東の方向に飛しょう体を2発発射したと明らかにしています。
北韓は先月24日に発射した飛しょう体についても、「超大型ロケット砲」と称していますが、前回の発射実験とは異なり、今回は「成功した」との言及がなく、北韓が期待した成果は収められなかったという見方も出ています。
複数の政府消息筋によりますと、北韓が10日に発射した短距離飛しょう体2発のうち1発は、陸地に落下した可能性があるということです。
韓半島の東の海、東海上に落下すべき飛しょう体が、陸地に落下したため、「成功した」という表現を使わなかったとされます。
また「さらなる発射実験」についての金委員長の言及も、まだ兵器システムの開発が完成していないことを示すものと受け止められています。


[Photo : YONHAP News]

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