米大統領 北韓で拘束・死亡したワームビア氏の両親と夕食会
アメリカのトランプ大統領は現地時間の14日、北韓で長期間拘束されたあと、こん睡状態で帰国し、死亡したアメリカの大学生、故オットー・ワームビアさんの両親をホワイトハウスに招いて、夕食をともにしました。
CNN、AP通信などアメリカメディアが報じたところによりますと、夕食会にはリチャード・グレネルドイツ駐在アメリカ大使も出席したとされます。グレネル大使はボルトン前大統領補佐官の後任として名前が上がっている人物のうちのひとりです。
ワームビアさんは、バージニア大学に在学中の2015年末に観光目的で北韓を訪問し、平壌のホテルで、政治スローガンが書かれたものを盗んだとして逮捕され、2016年1月、国家転覆陰謀罪で15年の労働教化刑の判決を言い渡されました。
ワームビアさんは、17か月間北韓に抑留されたあと、おととし6月13日に解放され、こん睡状態でアメリカに帰国しましたが、6日後に死亡しました。
ワームビアさんの家族は、ワームビアさんが北韓当局の拷問によって死に至ったと主張し、北韓の人権改善に向けた活動を続けています。
トランプ大統領は12日、年内に金委員長との首脳会談を行うことに意欲を示していて、今回の夕食会について、北韓に対して対話と制裁を並行する政策がいまも続いていることを示すものだとする見方が出ています。
[Photo : YONHAP News]
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