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北韓に防疫協力求める通知文 アフリカ豚コレラで

ニュース2019-09-19
北韓に防疫協力求める通知文 アフリカ豚コレラで

韓国政府は18日午前、南北軍事境界線近くで相次いでアフリカ豚コレラの感染が確認されていることを受けて、北韓に防疫協力を求める通知文を送りました。
統一部によりますと、17日に京畿道(キョンギド)の坡州(パジュ)市で初めて感染が確認されたアフリカ豚コレラは、18日に京畿道・漣川(ヨンチョン)郡でも感染が確認されました。今後も、軍事境界線に近い地域で拡散するおそれがあることから、北韓に通知文を送り、国内の状況を知らせるとともに防疫に関する協力の必要性を改めて伝えました。通知文はこの日、開城(ケソン)の南北共同連絡事務所を通じて伝えられましたが、北韓側からは特別の反応はなかったということです。
韓国政府は、北韓が5月に国際獣疫事務局(OIE)にアフリカ豚コレラの発生を報告した際にも、次の日に防疫面での協力を提案し、これまで数回にわたって連絡しましたが、北韓からの返事はありませんでした。
韓国政府は北韓の返事を待ちつつ、とりあえずは国内の防疫に力を入れる方針です。
また当初、9月19日に坡州市で開催する予定だった「平壌共同宣言」から1周年の記念式典はソウルで開催することに決めました。
金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は18日、国会の外交統一委員会で、北韓から感染が広がった可能性について「可能性は高くないと見ている」と慎重な姿勢を示しました。

[Photo : Getty Images Bank]

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