大統領府青瓦台は、今月23日にニューヨークで開かれる韓米首脳会談で、文在寅（ムン・ジェイン）大統領とトランプ大統領が、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和構築について協議すると明らかにしました。
チェ・ジョンゴン平和企画秘書官は19日、「両首脳は、韓米同盟をより強固なものにするための様々な方策と域内の懸案について協議する」と述べました。
ハノイで行われた2回目の米朝首脳会談が物別れに終わって以降、7か月近くこう着状態にある米朝交渉が近く再開されると見込まれるなかで開催される今回の韓米首脳会談では、文大統領は、米朝間の非核化交渉の進展を後押し、韓半島の平和プロセスの構築を前進させたい狙いがあるものとみられます。
アメリカの対北韓制裁が続いているなか、金剛山観光や開城（ケソン）工業団地の操業再開など、南北協力事業の再開のきっかけを設けることができるかも、今回の会談の鍵となります。
また、韓日軍事情報包括保護協定（GSOMIA）の破棄により韓米同盟に亀裂が入ったという懸念を払しょくし、防衛費分担金交渉など、様々な懸案に解決の糸口を見いだすことができるかに注目が集まっています。

[Photo : YONHAP News]