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金正恩委員長「革命の聖地」三池淵を視察 対米圧迫強化か

ニュース2019-10-17

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、重要政策の発表などの前後には必ず訪れるといわれる「革命の聖地」、両江道(ヤンガンド)三池淵(サムジヨン)郡を視察しました。
北韓の朝鮮中央通信は16日、金委員長が三池淵の建設現場を視察し、北韓が「革命の聖地」としている三池淵近くの白頭山に白馬に乗って登ったと伝えました。
金委員長は視察の際に「アメリカをはじめとする敵対勢力が我が人民に与えた苦痛は、もはや苦痛ではなく、人民の怒りとなった」として、自力更生を強調したということです。
金委員長は、南北対話が本格化する前の2017年12月に白頭山に登り、ことし2月のハノイ米朝首脳会談が物別れに終わったあとの4月にも三池淵を視察しました。
今回の視察は、今月5日に スウェーデンで開かれた米朝間の実務者協議の決裂以降、初めての視察であることから、金委員長が非核化交渉をめぐって重大な決心をしたのではないかとの観測が出ています。
とくに朝鮮中央通信は、白頭山に同行した幹部が「世界が驚く雄大な作戦が実行されるという確信を抱いた」と伝えていることから、北韓が今後、強硬路線に転じて、アメリカに対抗する手段を強めるのではないかとも見られています。

[Photo : YONHAP News]

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