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米国務省元高官 「モスクワで米朝当局者間の接触あった」

ニュース2019-11-13
米国務省元高官 「モスクワで米朝当局者間の接触あった」

ロシアのモスクワで先週開かれた核軍縮に関する国際会議で、アメリカと北韓の政府当局者間の接触があったことが、アメリカの元国務次官補の話でわかりました。
オバマ政権で核不拡散政策担当の国務次官補を務めたトーマス・ カントリーマン氏が現地時間の12日、アメリカの政府系メディア、ボイス・オブ・アメリカ(VOA)との電話インタビューで明らかにしたところによりますと、「米朝の政府当局者間で接触があったと聞いた。ただどのようなやり取りがあったのかは聞いていない」ということです。
この会議には、北韓外務省のチョ・チョルス北米局長、韓国外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長、アメリカ国務省のマーク・ランバート対北韓特使が出席したため、米朝、南北の接触があるかどうかに関心が集まっていました。
しかし、韓国メディアは、3人は簡単なあいさつを交わしただけで、接触は行われなかったと伝えていました。
この会議には、アメリカからカントリーマン氏だけでなく、元国務省核不拡散・軍縮担当特別補佐官、元国家安全保障会議(NSC)核不拡散担当局長など元高官らが大勢出席したほか、米朝間の半官半民の会議を主催してきたカーネギー国際平和財団の関係者も出席していました。
カントリーマン氏は、「会議で北韓当局者の発言はこれまでと全く変わりはなかった」と伝えました。
北韓は、自らが主張する「アメリカの北韓に対する敵対政策」に言及し、世界の非核化、北韓の平和に向けた意志を強調したということです。
これについてアメリカの専門家らは、「米朝両国が段階的な進展を図ることに集中すれば、非核化交渉の解決策は見出せる」という見方を示しています。

[Photo : YONHAP News]

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