北韓の相次ぐ挑発を受けて、国連安全保障理事会の緊急会合が現地時間の11日に予定されるなか、アメリカのポンペイオ国務長官は「北韓が長距離ミサイルや核実験を中止すると期待している」と語りました。
ポンペイオ国務長官は現地時間の10日、ワシントンで行ったロシアのラブロフ外相との共同記者会見で、「北韓がより敵対的な行為を再開すると予想するか」という質問に対して、「長距離ミサイルや核実験の中止は金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長自らが約束したものだ。北韓がこうした約束を守り続けることを期待している」と答え、北韓の非核化に前向きな姿勢を示しました。
また、北韓との対話のための交渉メカニズムや、北韓を支援する方法を模索するため、引き続き努力すると述べました。
一方、ホワイトハウスによりますと、トランプ大統領も現地時間の10日、ラブロフ外相と会談し、北韓に対するアメリカの対応へ支持と協力を求めたということです。
北韓が、中国やロシアを後ろ盾に「新たな道」を選ぶ可能性を示唆してアメリカをけん制していることから、安保理常任理事国のロシアに対して、北韓問題での国際協力の枠組みから外れないよう念を押したものとみられます。

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