来年度の南北協力基金の予算額は、ことしより９％増えて１兆2056億ウォンとなりました。
12日、統一部が発表した来年度予算によりますと、国会を通過した来年度の南北協力基金は合わせて１兆2056億ウォンで、ことしの１兆1063億ウォンに比べて９％、993億ウォンの増額となりました。
具体的には、鉄道・道路の連結など経済インフラ構築事業が4289億ウォンから4890億ウォンに、韓半島の生態系復元に向けた森林協力事業が1137億ウォンから1275億ウォンにそれぞれ増額となりました。
また、漢江（ハンガン）河口の共同利用、板門店（パンムンジョム）見学の統合運営など軍事境界線地域の平和地帯化に必要な予算もことしの126億ウォンから260億ウォンへと倍以上、増額されました。
統一部は、「来年度の南北協力基金は『平和経済』の具体化に向けて、韓半島の未来インフラを構築し、国民が日常で体験できる平和を拡大することに重点を置いている」と説明しています。

[Photo : YONHAP News]