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ミュンヘン安保会議に北韓出席へ 米朝対話に注目

ニュース2020-01-24
ミュンヘン安保会議に北韓出席へ 米朝対話に注目

来月、ドイツで開かれるミュンヘン安全保障会議(MSC)に、北韓が初めて出席することが分かりました。
ミュンヘン安全保障会議のイッシンガー議長は、来月14日から16日まで開かれる会議に、北韓のキム・ソンギョン外務次官が出席することを明らかにしました。
北韓が、ミュンヘン安全保障会議の招請に応じたものとみられます。
1963年に発足したミュンヘン安全保障会議は、各国の首脳や長官級の高官が出席し、国際的な安全保障について話し合う場です。
ことしは国家元首や外相、国防相など、およそ100人が出席してこれまでで一番の規模になるとみられており、アメリカからはポンペイオ国務長官やエスパー国防長官、ペロシ下院議長が出席する予定です。
アメリカと北韓の非核化交渉に進展がなく、北韓が新たな道を模索すると公言している中で、今回の会議をきっかけに米朝対話が実現するかどうか注目されます。
韓国からは、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官も出席する予定で、南北接触も注目を集めそうです。
これに先立ち、ジュネーブ駐在北韓代表部のチュ・ヨンチョル参事官は21日、ジュネーブで開かれた国連軍縮会議で、「北韓が非核化の期限と定めた年末をアメリカが無視した。これからはアメリカとの約束にとらわれない」と述べました。
北韓では、軍出身で強硬派の李善権(リ・ソングォン)氏が外相に就任しており、今後さらに厳しい対米戦略を繰り広げるとする見方が出ています。

[Photo : Getty Images Bank]

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