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金委員長の叔母、金慶喜さんは健在 北韓メディア

ニュース2020-01-27
金委員長の叔母、金慶喜さんは健在 北韓メディア

2013年以来、公の場から姿を消していた北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の叔母、金慶喜さんが健在であることが、北韓メディアの報道でわかりました。
朝鮮中央通信は、金委員長が26日、叔母の金慶喜さんとともに平壌の三池淵(サムジヨン)劇場で旧正月の記念公演を鑑賞したと伝えました。
金慶喜さんは黒い韓服(ハンボク)姿で、金委員長夫人の李雪主(リ・ソルジュ)さん、金委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)さんとの間に座っている写真も公開されました。
朝鮮中央通信は、金慶喜さんの肩書きには触れませんでしたが、崔竜海(チェ・リョンヘ)国務委員会第1副委員長の次に名前を挙げました。
金慶喜さんは、北韓の実質的ナンバー2とされながらも金正恩政権発足後の2013年12月に処刑された張成沢(チャン・ソンテク)氏の妻で、前の金正日政権では中心的人物として活動し、金正恩発足直後も後見人としての役割を果たしました。
しかし張氏が粛清された後は、公の場から姿を消し、一部では失脚や死亡説が報じられていました。
アメリカのCNNテレビは、2015年、金慶喜さんが毒殺された可能性があると報じましたが、当時、韓国の国家情報院は金慶喜さんの身の回りに異常が起きた兆候はないと国会に報告しています。
北韓がおよそ6年ぶりに金慶喜さんの消息を伝えた背景には、アメリカとの非核化交渉が行き詰まるなか、「正面突破」を宣言した金委員長が国内の引き締めをはかる狙いがあるものとみられています。

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