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市民団体 政府に開城工業団地でのマスクの生産を訴え

ニュース2020-03-13
市民団体 政府に開城工業団地でのマスクの生産を訴え

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、マスクの品薄状態が続いていますが、韓国の市民団体、安全社会市民連帯は12日、北韓の開城(ケソン)工業団地の操業を再開しマスクを生産するよう政府に訴えました。
安全社会市民連帯はこの日、ソウルの政府庁舎の前で記者会見し、「開城工業団地には1か月で100万枚のマスクを生産できる工場があり、縫製工場が50棟を超えるため、マスクを大量生産できる」として、政府に開城工業団地でのマスクの生産を要求しました。
そのうえで「マスクの品薄は、生産量が絶対的に不足しているため解決されないのであり、政府は開城工業団地の操業再開に踏み切ることで、マスク問題を解決し、ひいては南北協力と韓半島の平和の道を切り開くべきだ」と述べました。
韓国では最近、一部の新聞などで開城工業団でマスクを生産すべきだという主張が上がっていますが、韓国政府は11日、「操業再開のためには、施設の点検期間が必要で、マスクの生産に必要な原材料を開城に持ち込む問題も考慮しなければならない」として、現実には難しいという否定的な見解を示しています。

[Photo : YONHAP News]

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