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北韓、飛翔体2発発射 12日ぶり

ニュース2020-03-21
北韓、飛翔体2発発射 12日ぶり

北韓が21日午前、東の海、東海に向け、短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体を発射しました。
韓国軍合同参謀本部によりますと、北韓は21日朝6時50分ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンブクド)から東海に向け、短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射しました。
飛翔体の飛距離はおよそ410キロ、高度は50キロです。
韓国軍は、アメリカ軍とともに飛翔体について詳しい情報の収集や分析を急ぐ一方、追加の発射に備えて、北韓の動向を注視しています。
北韓による飛翔体の発射は、今月9日に東部の宣徳(ソンドク)付近から東海に向け、短距離弾道ミサイルとみられる複数の飛翔体を発射して以来12日ぶりで、今年に入って3回目です。
北韓は9日に発射した飛翔体は、砲兵部隊の火力射撃訓練に伴うもので、この訓練を金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が立ち会って指導したと報じました。
北韓の相次ぐ飛翔体の発射には、非核化をめぐるアメリカとの交渉がこう着する中、軍事力の強化を進めることで、アメリカや韓国を揺さぶる狙いがあるとみられます。
また新型コロナウイルスの世界的な感染が広がる中、動揺が広がる国内を引き締める狙いもあるものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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