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金与正党第1副部長 「トランプ大統領が金委員長に親書」

ニュース2020-03-23
金与正党第1副部長 「トランプ大統領が金委員長に親書」

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は、金委員長がアメリカのトランプ大統領から親書を受け取ったと明らかにしました。
金党第1副部長は22日、談話を発表し、トランプ大統領が親書を送り、そのなかで米朝関係改善のための自らの構想を説明し、新型コロナウイルス対策での協力も申し出たと明らかにしました。
金党第1副部長は、「トランプ大統領の親書は金委員長との特別な親交を表すもので、金委員長は心温まる親書に謝意を示した」と伝えました。
しかし、非核化をめぐる米朝交渉については、両国首脳の間の個人的な親交だけで両国関係の改善を期待してはならないとしたうえで、「力学的、道徳的に均衡が維持され、公正さが保証されてこそ、両国関係とそのための対話についても考えることができる」とし、自衛のための兵器の開発は続ける意向を示しました。
金党第1副部長が談話を出すのは、これが2回目です。
一方で、北韓はその前日の21日朝6時50分ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンブクド)から東海に向け、短距離弾道ミサイル短距離弾道ミサイルと推定される飛翔体2発を発射しましたが、その翌日にトランプ大統領から親書を受け取ったことを明らかにしたことで、トランプ大統領が「北韓の短距離ミサイルの発射は容認している」ことを強調する狙いがあるものとみられています。

[Photo : KBS News]

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