北韓の李善権（リ・ソングォン）外相は12日、「われわれの目標は、アメリカの軍事的脅威に対抗するため、より確実な力を育てることだ」と表明しました。
李外相は12日、史上初の米朝首脳会談から2年を迎えたのに合わせて談話を発表し、「アメリカの長期的な軍事的脅威を制御するため、より確実な力を育むこと」が北韓の変わらぬ戦略目標だと強調し、これが会談２年を迎えて「アメリカに送る回答だ」と述べました。
李外相はまた、「朝米関係改善への希望が絶望に変わった。韓半島の平和と繁栄に対するわずかな楽観論すら、暗い悪夢の中に消えてしまった」と述べました。
そのうえで、再選を狙うトランプ大統領を念頭に、「2度と見返りなくアメリカの執権者にその実績を宣伝させるための包みを与えない」とし、「われわれの最高指導部とアメリカ大統領の親交関係が維持されているといっても朝米関係は改善しておらず、首脳会談が開かれたシンガポールで握手した手を握り続ける必要があるのかとの疑問が生じる」と述べました。

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