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「南北軍事合意は必ず順守すべき」国防部

ニュース2020-06-17
「南北軍事合意は必ず順守すべき」国防部

北韓軍がDMZ=非武装地帯の監視所に軍隊を再び配置させるなど、南北軍事合意を破棄する動きを見せている中、国防部は17日、南北軍事合意は必ず順守すべきだとする立場を改めて表明しました。
国防部は、北韓の朝鮮人民軍総参謀部の報道官の発表について、「南北軍事合意は、韓半島の平和と偶発的な衝突を防ぐために必ず順守されなければならないというのが基本的な立場だ」と強調しました。
国防部はまた、「北韓が軍事的挑発行為を行った場合、韓国軍は強力に対応する」と強調し、16日、北韓が開城にある南北連絡事務所を爆破した直後に発表した立場に変わりはないことを明確にしました。 
韓国軍の関係者によりますと、北韓が南北軍事合意の条項を無力化する行動に出た場合、南北軍事合意は無効になるとみています。
締結から1年9か月を迎えた南北軍事合意は、2018年9月に行われた文在寅(ムン・ジェイン)大統領と金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による南北首脳会談の際に締結されました。
この中には、南北双方が、地上と海上、空中を含むすべての空間での一切の敵対行為を全面的に中止し、非武装地帯を平和地帯に変えていくための実質的な軍事対策を設けるほか、韓国の西の海上の南北軍事境界線にあたるNLL=北方限界線一帯を平和水域に変えていくという内容が盛り込まれています。

[Photo : YONHAP News]

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