ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

文大統領 「北韓とともに生きる道探る」

ニュース2020-06-25
文大統領 「北韓とともに生きる道探る」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、韓国戦争からちょうど70年となった25日夜、韓国戦争で戦死した韓国軍兵士の遺骨を出迎える帰還式典に出席し、「戦争は二度と繰り返してはならない。北韓とともに生きる道を探りたい」と述べました。
大統領府青瓦台よりますと、この日午後8時20分からソウル郊外の城南(ソンナム)市のソウル空港で戦死者遺骨帰還式典が行われました。
式典には韓国戦争に参戦した国家功績者や遺族、政府要人らおよそ300人が出席しました。
式典は韓国戦争の戦死者の遺骨149柱が北韓からアメリカを経由して返還されたのにあわせ、国のために命を捧げた功績を称えるために開かれました。
文大統領が韓国戦争記念行事に出席したのは初めてで、戦没者の遺骨を出迎え、御霊(みたま)に礼を捧げました。
文大統領は式典で、「戦争は二度と繰り返してはならない。北韓とともに生きる道を探りたい」と述べました。
また、遺骨が帰国できたのは北韓とアメリカが協力してきたおかげだとして、今後も遺骨発掘で協力を続ける考えを示しました。
今回、韓国に戻ってきた遺骨147柱のうち77柱は、2018年に北韓がアメリカ軍兵士の遺骨だとしてアメリカに手渡した木箱55個に収められた遺骨のうち、アメリカ・ハワイにある戦争捕虜・行方不明者調査局の調査で、のちに韓国軍兵士のものと判明したもので、残りの70柱は、1990年に北韓からアメリカに返還され、のちに韓国軍兵士のものと判明したものです。
遺骨147柱は、現地時間の24日、ハワイでアメリカから返還され、空軍輸送機で韓国まで搬送されました。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース