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ボルトン氏 「大統領選の前に米朝首脳会談の可能性」

ニュース2020-07-03
ボルトン氏 「大統領選の前に米朝首脳会談の可能性」

アメリカのトランプ大統領が、今年11月の大統領選の前に米朝首脳会談を行う可能性があると、ボルトン前大統領補佐官が語りました。
ボルトン氏は現地時間の2日、ニューヨークの外信記者協会主催のインターネット懇談会で、3回目の米朝首脳会談開催の可能性を問う質問に「‘10月のサプライズ’という言葉がある。大統領が厳しい苦境に立たされていると感じたら、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長との新たな会談が、再び状況をひっくり返すことのできるものにみえるかもしれない」と述べました。
これは、トランプ大統領が選挙を有利に運ぶため、北韓との会談を推進する可能性があるとの見方を示したもので、アメリカの韓半島専門家からも同じような見方が出ています。
アメリカのシンクタンク「国益研究センター(CNI)」のハリー・カジアニス韓国担当局長は現地時間の2日、大統領選の前に3回目の米朝首脳会談が開かれる可能性について、「先週ワシントンで可能性があるように思わせるに十分な話があった」と述べました。
このほか、アメリカのシンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が韓国国際交流財団と共同で開催した韓半島関連セミナーでは、トランプ大統領が北韓の寧辺(ヨンビョン)核施設の廃棄を求め、それと引き換えに北韓に対する制裁を一部解除することを提案する可能性があるとの発言が出るなど、‘10月のサプライズ’を排除できないとする見方が複数の専門家から示されました。

[Photo : YONHAP News]

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