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米ビーガン副長官「南北協力を強く支持」 

ニュース2020-07-08

7日から3日間の日程で韓国を訪問しているアメリカ国務省のビーガン副長官は、8日午前にソウルの外交部庁舎で康京和(カン・ギョンファ)外交部長官を表敬訪問しました。
康長官はこの中で、「ビーガン副長官が非常に重要な時期に韓国を訪問した」と話しました。康長官の言う重要な時期とは、北韓が南北連絡事務所を爆破するなど、韓半島情勢がこう着状態にある中、韓米間の緊密な協力が必要な時期を指していると思われます。
ビーガン副長官はこのあと、外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長と会談しました。
李本部長によりますと、アメリカの北韓担当特別代表を務めているビーガン副長官との間で行った北韓担当首席代表協議で、韓国とアメリカは、北韓との非核化交渉の再開に向け、引き続き取り組んでいくことで合意したということです。
特に、アメリカは韓半島情勢の安定に向けた南北協力を支持し、北韓と対話を再開した際に、バランスの取れた合意に至るための「柔軟な立場」を取ることを改めて確認したということです。
ビーガン副長官は、「南北協力は、韓半島のより安定的な環境をつくる重要な要素だ」としたうえで、「韓国政府が北韓とともに、南北協力の目標を推進することについて、全面的に支持する」と強調しました。
一方、北韓外務省の崔善姫(チェ・ソニ)第1外務次官が、アメリカとの対話を拒否する立場を示したことについて、ビーガン副長官は「われわれは北韓に訪問を要請しなかった」とした上で、「今回の訪問は、われわれの友人たちと同盟国に会うためのものだ」と説明しました。さらに、「わたしは、北韓の崔第1外務次官の指示を受けず、ボルトン前大統領補佐官の指示も受けない」と強調しました。
ビーガン副長官が韓国を訪問したのは、去年12月以来7か月ぶりで、副長官に就任してからは初めてのことです。

[Photo : YONHAP News]

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