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3回目の米朝首脳会談の可能性に触れる発言 米国内で相次ぐ

ニュース2020-07-17
3回目の米朝首脳会談の可能性に触れる発言 米国内で相次ぐ

アメリカでは、3回目の米朝首脳会談の可能性に言及する政府関係者や専門家の発言が相次いでいます。
ポンペイオ国務長官は現地時間の16日、フォックスニュースとのインタビューで、大統領選の前に米朝首脳会談を行う可能性について、「首脳会談を行えるような環境が整っていない」と述べ、否定的な見方を示しました。
ただ、その一方で「実務者レベルでの実質的な進展が首脳会談の条件だ」とも述べ、可能性を完全には否定しませんでした。
そのうえで、「公になっている以上に協議は行われている」と述べ、水面下では活発なやり取りがあることを示唆しました。
一方、アメリカのシンクタンク、「センター・フォー・ザ・ナショナル・インタレスト」のカジアニス韓国担当局長は現地時間の16日、アメリカの月刊誌「アメリカン・コンサバティブ」に掲載された記事で、ホワイトハウスと国務省の当局者の話として、「トランプ政権が北韓に対する新しい提案を検討中だ」と明らかにしました。
それによりますと、1つ以上の核施設の閉鎖と核・ミサイル実験の中止宣言を北韓に求め、それと引き換えに制裁緩和を行う内容の提案を検討中だということです。
カジアニス氏は、北韓との交渉が妥結すれば、この秋にアジアの国の首都で3回目の首脳会談が開かれる可能性があるとしています。
カジアニス氏はまた、KBSとのインタビューで、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長国務委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長がこのほど出した談話は、「アメリカとの交渉がしたいというジェスチャーだ」との見方を示しました。
金与正氏は10日、米朝首脳会談の年内開催を否定する談話を出しています。

[Photo : YONHAP News]

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